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賃貸でもできる、部屋の印象が垢抜ける3つのポイント

「賃貸だから仕方ない」と思って、そのまま暮らしていませんか。

床や壁など、簡単には変えられない部分が多い賃貸住宅。その結果、「どうせ何をしても変わらない」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

「賃貸だから、これが限界」と諦めるのは、実はもったいないかもしれません。 

部屋の印象を決めているのは、床や壁のつくりそのものではなく、もっと別の「ちょっとした場所」だったりするからです。

例えば、天井や壁、窓など、ふと目に入る場所です。こうした「目に入りやすい位置」を少し整えるだけで、部屋の空気感は見違えるほど変わります。

今回は賃貸でも取り入れやすく、部屋の印象がぐっと変わるポイントを3つご紹介します。

1. 天井照明を変える

部屋の印象を大きく左右するのが、天井の照明です。

丸いシーリングライトをそのまま使っていると、どうしても「無難」「可もなく不可もなく」といった印象になりがちですが、照明は賃貸でも交換できるケースがほとんどです。

天井に「引掛シーリング」や「埋込ローゼット」という器具が付いていれば、工事不要でペンダントライトに取り替えられるケースが多くあります。

また、ライティングレールを取り入れる方法もあります。レールに複数のスポットライトを組み合わせれば、壁に飾ったアートを照らしたり、ダイニングテーブルを強調したりと、光で部屋にメリハリをつくることができます。元の照明を保管しておけば、退去時も問題ありません。

(※天井の引掛シーリングにはいくつか種類があります。種類によって取り付けできる照明器具が異なるため、ご購入前に現在の引掛シーリングの種類をご確認ください。)

デザインだけでなく、色や明るさを調整できる(調光・調色)といった点を意識すると、同じ部屋でも過ごし方に合わせて印象を変えられます。

例えば、活動的に過ごす日中は自然光に近い「温白色(おんぱくしょく)」、夜のリラックスタイムには温かみのある「電球色」に。

夜は少し光の量を落とすだけで、一日の終わりに気持ちが切り替わる空間になります。

2. 壁に視線の集まる場所を

「賃貸だから壁は触れない」と思っている方も多いですが、実際には石膏ボード用の細いピンや、貼ってきれいに剥がせるアイテムを使えば、できることは意外とあります。

(※あらかじめ賃貸借契約書を確認したり、管理会社に相談しておくと、より安心して進められます。)

飾る目安は、床から約150cm前後。

立ったときにも座ったときにも視線に入りやすい高さです。

おすすめは、部屋の入り口から対角の角や、ソファに座ったときに目に入りやすい場所。そこに、アートやポスター、観葉植物、お気に入りのデザインのミラーなどを配置してみてください。

あれこれ並べる必要はありません。むしろ「ここを見てほしい」という場所をつくることで、空間に奥行きが出て、すっきり整って見えます。

壁に視線の止まりどころができると、賃貸特有の“仮住まい感”がぐっと薄れ、「住んでいる人の暮らし」が感じられる部屋になります。

3. 窓にカーテン以外の選択肢を

賃貸では、カーテンレールが最初から付いていることが多く、「窓=とりあえずカーテン」という選択になりがちです。

もちろんカーテンが悪いわけではありませんが、窓は部屋の中でも面積が大きく、目に入りやすい場所

ここを変えると、印象が一気に変わることも少なくありません。

最近では、賃貸でも気兼ねなく取り入れられるつっぱり式カーテンレール取付のブラインドやシェードの選択肢が広がっています。 例えば、柔らかな光を採り込みつつ断熱も叶える「ハニカムシェード」、縦のラインを強調して天井を高く見せてくれる「バーチカルブラインド」など。

これらに共通するのは、カーテンのような布の膨らみが出ず、窓辺がすっきりと整うこと。 壁と一体化するようにフラットに収まるため、圧迫感がなくなり、部屋全体が軽やかな印象になります。

カーテンだと「開けるか閉めるか」の二択になりがちですが、ブラインドなら、その時々の気分に合わせて光の入り方を細かく調節できます。

例えば、日中の強い日差しを和らげて部屋の奥まで光を届けたり、時間ごとに変わる影の表情を楽しんだり。そんなふうに窓辺を整えることで、見慣れた室内にも、少し違った表情が生まれます。

また「ブラインドは取り付けが難しそう」と敬遠されがちですが、カーテンレールに設置できるタイプや、工具不要の突っ張りタイプを選べば、壁を傷つける心配もありません。

取り付けに不安がある方は、事前にこうした設置ガイドを確認しておくとさらに安心です。

「部屋を一気に変えたい」と感じている方ほど、窓は真っ先に見直してほしい場所。 面積が大きい分、ここが変わるだけでお部屋の印象は見違えます。



まとめ

賃貸住宅でも、部屋の印象を大きく変える鍵は、3つの「目線が集まる場所」を整えることです。

  • 天井照明(定番のシーリングライトを見直す)
  • 壁の見え方(視線の止まりどころをつくる)
  • 窓(理想のイメージに合わせて選択肢を広げる)

床や大型家具を無理に変えようとしなくても、こうした視線が止まるポイントを見直すだけで、空間の印象は驚くほど変わります。

特に面積の大きな窓は、カーテン以外にもたくさんの選択肢があります。ご自身の暮らしにフィットするものを、ぜひ探してみてくださいね。

「ここなら自分でも変えられそう」と感じる場所を、まずはひとつ。今の住まいのままでできることから手を入れていくことで、暮らしは少しずつ心地よくなっていきます。

「賃貸だから」と諦めてしまう前に、まずはできるところから。新しい景色をつくってみませんか。

イエナカさんのプロフィール画像
著者
イエナカ

約13年間インテリア業界にて、接客・提案・コーディネート業務に従事。インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの資格を持ち、住宅・インテリア分野を中心に、実務経験を活かしたコラムの執筆やコンテンツ制作を行っている。


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