多くの人が悩む小窓の疑問を解決。小窓の機能を生かしつつ、お部屋をおしゃれに演出するカーテン、ブラインド、ロールスクリーンを設置するのがおすすめです。小窓のメリットとデメリットをよく理解して、より快適でおしゃれな小窓のコーディネートを実現しましょう。
小窓は、お部屋のアクセントとして、また光や風の取り込みなどの実用性も兼ね備えています。種類も、縦長、横長、連窓など形もさまざま。そんな小窓の魅力を最大限に引き出すには、カーテンやブラインドをつけることがおすすめです。より快適でおしゃれな小窓を実現する方法をわかりやすく解説します。
目次
Toggle小窓のカーテン・ブラインド・ロールスクリーンに関するよくある質問
小窓の設置環境や目的によって変わります。遮光性を重視する場合はカーテンやロールスクリーンが良く、細かく光を調整したい場合は、ブラインドがおすすめです。印象については、カーテンは温もり感のある雰囲気になり、ブラインドやロールスクリーンはすっきり感が演出できます。
カーテンレールがない窓の場合はつっぱり式で設置できるブラインドやロールスクリーンをお選びいただくと簡単にお取り付けいただけます。
遮光機能のあるものや遮光裏地が付いたものを選ぶことで、強い日差しや紫外線の対策になります。
水に強いアルミブラインドや防水加工が施されたロールスクリーンがおすすめです。
大きな窓がカーテンの場合は、小窓には同じ生地でつくられたローマンシェードが良いでしょう。またすっきりとした印象にしたい場合は、ブラインドやロールスクリーンがおすすめです。その場合、壁と同じ色で揃えると一体感のあるシームレスな空間ができあがります。
取り付けのしかたによって採寸箇所が変わるので注意が必要です。窓枠内に収める天井付けは、内寸を、幅・高さそれぞれ3か所ずつ正確に測り、最も短い寸法を採用します。窓枠外に重ねる正面付けは、外寸の幅と高さの重なり分量を加えます。しっかりと光漏れを防ぐ場合は、窓枠上と左右に重なる分量を追加するのがおすすめです。
小窓にカーテンやブラインドが必要な理由
お部屋のアクセントとして、また実用性も兼ね備えている小窓。そんな小窓の魅力を最大限に引き出すには、カーテンやブラインドをつけることをおすすめします。その理由をひとつずつチェックしていきましょう。
プライバシーの確保
小窓とはいえ、何かしらの目隠しがないと、外から中の様子が見えてしまいます。視線が気になるだけでなく防犯面でも不安になる為、カーテンやブラインドが役立ちます。しっかりとプライバシーを守りたいなら、遮光生地のものを選ぶと、外からの視線を遮ることができます。
日差しのまぶしさの軽減
日の差す向きや角度によって、小窓から強い直射日光がお部屋に差し込むことがあります。とくに西日などの場合は、まぶしさでストレスを感じてしまうこともあります。そのような場合は、カーテンやブラインドを設置することで快適な室内環境をつくることができます。
床や壁、家具の日焼け軽減
小窓から差し込む外からの紫外線は、室内の家具やインテリアの日焼けや劣化の一因となります。とくに朝日や西日、夏の日差しなどは注意が必要です。カーテンやスクリーンを設置することで日焼けや劣化の防止対策がおこなえます。強い日差しの場合は、遮光機能タイプや厚みのあるカーテンがおすすめです。
省エネ対策
熱の出入りの原因となる小窓にカーテンやスクリーンを設置することは、お部屋の断熱性を高めて冷暖房の省エネ効果を発揮します。また省エネ効果だけでなく、起床時の朝の冷え込みや夏の強い日差し、冬場の就寝時の冷え込みなどを軽減し、快適な室内環境つくりに役立ちます。
おしゃれなお部屋の演出
小窓は、目的や用途に応じて形が多種多様です。とくに視線に入りやすい場所にある小窓はアクセントとなり、部屋の雰囲気を引き立ててくれます。カーテンやスクリーンを選ぶ際は、小窓の場所やその用途に合った機能の中から、インテリアとして魅力的なデザインを選び両立させることが大切です。まずは、お部屋のインテリアに馴染むカラーを選び、複数窓や連窓などは、同じカーテンやスクリーンでそろえると統一感が出ておしゃれな印象になります。

小窓におすすめのカーテン・ブラインド・ロールスクリーンの種類
ここでは、小窓用のカーテン・ブラインド・ロールスクリーンのそれぞれの特徴とメリット、デメリットを解説します。
カーテン
生地でつくられているカーテンは、ファブリックのもつ柔らかく温かみのある雰囲気を演出できるのが特徴です。素材は、遮光性の高いものから透けるレースまで、またデザインの種類も豊富なので、複数小窓がある場合にもオリジナルの窓辺が実現できます。既にカーテンレールが設置されていれば、取り付けも簡単でおすすめです。
やわらかな光でナチュラルな印象になるカフェカーテンは、かわいらしい雰囲気が演出できる人気のスタイルです。

ブラインド
ブラインドは、スラット(羽根)の角度の調整で、光の量を細かくコントロールできるのが特徴で、調光と視線のコントロールが簡単におこなえます。アルミブラインドは、すっきりとした設置ができるうえ、モダンでスタイリッシュな印象になります。また耐久性が高く、水にも強いため、キッチンやバスルームなどの小窓にも適しています。
ウッドブラインドは、木の温かみがナチュラルでモダンな雰囲気を演出します。お部屋全体をウッドブラインドで統一すると高級感のあるワンランク上の空間に仕上がります。
バーチカルブラインドは、縦のラインがスタイリッシュな印象を与えます。大きな窓だけでなく、小窓にもアクセントとして取り入れるとモダンな雰囲気が演出できます。
ハニカムシェード
ハニカムシェードの特徴は、六角形の空気層による高い断熱性、保温性を発揮することです。小窓からの暖気や冷気の侵入を防ぎ、空調の効率を上げるので、高い省エネ効果を実現します。また均一に並んだプリーツラインは、スタイリッシュですっきりとした印象を演出してくれます。

ロールスクリーン
コンパクトに収まるロールスクリーンは、さまざまな形の小窓にすっきりと設置できるのが特徴で、空間を広くみせることができます。操作も昇降させるだけで、光の量を簡単に調整ができます。シンプルな一枚布は小窓にも収まりやすく、生地も遮光や防水加工など目的にあわせて選ぶことができます。デザインも無地のシンプルなものからプリントデザインまで幅広く揃っているので、お好みに合わせて選ぶことができます。

ローマンシェード
カーテンと同じ柔らかく温かみのあるファブリックでつくられるローマンシェードは、上下に開閉しスペースを取らずすっきりと窓周りに収まるので、小窓に適しています。豊富な生地とデザインが揃っているのと、裏地は遮光や採光を目的に合わせて選ぶことができます。
また海外の住宅で人気のある、同じ生地で揃えたカーテンと組み合わせたコーディネートも魅力的です。大きい窓にはカーテン、小窓をローマンシェードでコーディネートし、優雅で統一感のある演出ができます。

| メリット | デメリット | |
| カーテン | ・遮光性、断熱性が高い ・ファブリックのもつ温もり感が魅力 ・生地やデザインが豊富 | ・細かい調光が苦手 ・生地なので湿気の高い場所に不向き |
| ブラインド | ・光の量や視線をを細かく調整できる ・目的やお部屋の雰囲気にあわせて選べる アルミ:スタイリッシュでモダンな印象。耐久性が高く水回りにもOK ウッド:木の温もりを感じる上質な雰囲気 | ・隙間からわずかな光漏れがある ・こまめなお手入れが必要 |
| ロールスクリーン | ・コンパクトにすっきりと収まる ・遮光や採光、防水など生地の種類が豊富 ・豊富なデザインから選べる | ・上下の開閉で細かい調光は苦手 |
小窓の種類ごとのおすすめのカーテン・ブラインド
小窓の種類は、縦長、横長、連窓など形もさまざま。それぞれの小窓の特徴とおすすめのカーテン・ブラインドをご紹介します。
縦長の小窓
縦長の小窓は、空間を高く見せスタイリッシュな印象を与えます。この印象をいかすなら、フラットなロールスクリーンがぴったりです。サイズも小さくつくれるので、とくに窓枠内にスクリーンを納め、窓の形を引き立てるコーディネートは、モダンでおしゃれな雰囲気になります。また細かく光を調整したい場合は、ブラインド、ハニカムシェード、ローマンシェードがおすすめです。
横長の小窓
横長の小窓は、外からの光を取り込むのに適した窓で、直射日光や、外からの視線を防ぐため、高い位置や、床近くの低い位置に設置されることが多い窓です。それでも横に長い窓は、外から中が見えてしまったり、時間帯によって強い光が入ることがあります。
おすすめは、断熱性が高く均一に並んだプリーツデザインのハニカムシェードで、横長に伸びたラインをスタイリッシュに演出してくれます。また小さいサイズでつくりたい場合は、ロールスクリーンをご検討ください。
連窓
スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出する連窓は、空間に広がりをもたせて、外から自然光を取り込みます。調光性に優れ、すっきりと設置ができるブラインドやロールスクリーンがおすすめです。高級感ならウッドブラインド、ファブリックの風合いを楽しむならローマンシェードをご検討ください。
連窓の演出は、デザインを揃えて統一感をだすか、また小窓ごとに色や柄を変えた個性的なコーディネートも楽しめます。

小窓へのカーテン・ブラインド・ロールスクリーンの取り付け方法
最後に小窓への取り付け方法について解説します。小窓の場合、カーテンレールが設置されていないケースも多いので、その場合の取り付け方法も合わせてご紹介します。
天井付け
天井付けは、窓枠内にビスを打って取り付けします。部屋側に突き出ることのないので、すっきりとした設置が可能で、空間を広く見せることができます。窓枠内に設置するため、わずかな隙間から、光漏れが生じることがあります。
正面付け
正面付けは、ビスを打って窓枠を覆うようにして取り付けします。窓全体を覆うため、光漏れを最小限にすることができるので、遮光性を重視する場合に適しています。また窓枠を隠せるので、家具やインテリアとあわせた自由なスタイリングができる設置方法です。
つっぱり式
つっぱり式は、ドリルで壁に穴を開けず、ビスなしで簡単に取り付けできる設置方法です。
枠内につっぱり棒をはめ込むだけで、しっかりと固定ができるので、とくに賃貸のお部屋や時短で手間をかけず取り付けしたい方に最適です。
窓貼りタイプ
窓貼りタイプは、取り付け粘着テープがついたレールを窓に貼り付け、本体をレールに引っ掛けて設置をおこないます。テープで貼り付けるだけなので、とても簡単に取り付けができます。また穴あけビス不要なので、賃貸住宅におすすめです。ただし表面が凸凹しているすりガラスや高温で熱割れの可能性がある網入りガラスには取り付けができないのでご注意ください。

取付方法のまとめ
| 天井付け | 正面付け | つっぱり式 | 窓貼りタイプ | カーテンレール | |
| カーテン | ウエーブカーテンのみ選択可 | ウエーブカーテンのみ選択可 | ✕ | ✕ | 〇 |
| ブラインド | 〇 | 〇 | 〇天井付け(クリック2フィット) | アルミブラインドハニカムシェードで選択可 | 〇 |
| ロールスクリーン | 〇 | 〇 | 〇天井付け(ツイスト2フィット) | ✕ | 〇 |
まとめ
小窓につけるカーテン、ブラインド、ロールスクリーンの選び方をご紹介しました。小窓のメリットとデメリットをよく理解して、より快適でおしゃれな小窓のコーディネートを実現しましょう。
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