お部屋の印象を大きく左右する「色」。
家具やカーテン、ブラインドなど、同じデザインでも色が変わるだけで、お部屋の雰囲気は大きく変わります。「お店やカタログで見たときは理想通りだったのに、実際のお部屋では印象が違って見えた」そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、インテリアの色選びには、知っておきたいポイントがあります。今回は、理想のお部屋づくりに役立つ3つのポイントをご紹介します。
目次
Toggle色だけでなく「トーン」を意識する
「家具やカーテンを同じような雰囲気で選んだはずなのに、なんとなく統一感がない。」
そんなときは、色ではなくトーンが揃っていないのかもしれません。
トーンとは、色そのものではなく、「明るさや鮮やかさを含めた色の印象」のことです。同じ青でも、水色・くすみブルー・ネイビーでは、それぞれ受ける印象が大きく異なります。この違いが「トーン」です。

同じ青でも、トーン(明るさ・鮮やかさ)が変わると印象が変わります。(※トーンの考え方は、PCCS(日本色研配色体系)の考え方を参考にしています。)
インテリアでも同じことが言えます。同じベージュでも、明るいアイボリーベージュ、少しくすんだグレージュ、深みのあるモカベージュでは、それぞれ印象が異なります。
単体では素敵な色でも、組み合わせによっては少しまとまりに欠けて見えることがあります。
一方で、ベージュ・グリーン・ブルーなど色が異なっていても、明るさや鮮やかさが近いもの同士を選ぶと、空間全体に自然な統一感が生まれます。



ポイント
まずは、お部屋全体をどんな雰囲気にしたいかを決めるのがおすすめです。
例えば、
・北欧・ナチュラル:やさしく温かみのあるトーン
・モダン:白や青みを感じる、すっきりとしたトーン
・韓国インテリア:鮮やかさを抑えた、やわらかいくすみカラー
このように、色だけでなくトーンも意識して選ぶことで、お部屋全体にまとまりが生まれやすくなります。
サンプルと実際では見え方が変わる

小さなサンプルで選んだ色が、実際に取り付けるとイメージと違って見えた。これは珍しいことではありません。その理由は、「面積効果」と呼ばれる視覚的な変化によるものです。
一般的には、
・明るい色:面積が大きくなるとより明るく感じる
・暗い色:面積が大きくなるとより濃く感じる
という傾向があります。
例えば、小さなサンプルでは落ち着いて見えたクリーム色のブラインドやカーテンも、大きな窓に取り付けると、思っていたより明るく感じられることがあります。反対に、ダークグレーは思っていた以上に重厚感が出ることがあります。


ポイント
色見本は小さいため、実際に取り付けたときとは印象が変わることがあります。
そのため、
・明るい色は、少し落ち着いた色味も比較してみる
・暗い色は、一段階明るい色も候補に入れてみる
・小さな色見本だけで決めず、できるだけ大きなサンプルを自宅で確認する
この3つを意識すると、「思っていた色と違った」というギャップを減らしやすくなります。
照明や自然光で色の印象は変わる

もう一つ見落としがちなのが、光の違いです。
お店で見たときは素敵だった色が、自宅では少し違って見えることがあります。これは、お店と自宅では照明や自然光の環境が異なるためです。
電球色・温白色・昼白色など、照明の種類によって色の印象は少しずつ変わります。また、部屋の向きや窓から入る光の量によっても、同じ色の見え方は変わります。そのため、昼間の自然光では明るく見えた色が、夜になると落ち着いた印象に感じられることもあります。


ポイント
色を選ぶときは、実際に取り付ける部屋でサンプルを確認するのがおすすめです。できれば、朝・昼・夜と時間帯を変えて見比べてみましょう。照明や自然光が変わることで、同じ色でも印象が異なることがあります。
まとめ
インテリアの色選びでは、次の3つを意識するとイメージに近づけやすくなります。
・トーンを意識する
・面積による見え方の違いを知る
・実際に取り付ける部屋でサンプルを確認する
カタログや画面だけでは分かりにくいことも、実際のお部屋でサンプルを見ることで気づけることがたくさんあります。
少し手間はかかりますが、このひと手間が納得のいく色選びにつながります。
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