「ジャパンディ(Japandi)」というインテリアスタイルをご存じでしょうか。
日本を意味する「Japanese」と、北欧を意味する「Scandinavian」を掛け合わせたジャパンディは、海外から注目が広がり、日本でも人気が続いているインテリアスタイルです。
一見するとシンプルな空間ですが、ただ家具やものを減らすだけでは、ジャパンディらしい雰囲気にはなりません。
では、日本と北欧、それぞれの心地よさを上手に重ねるには、どんなところを意識すればよいのでしょうか。今回は、ジャパンディインテリアの特徴と、心地よい空間に仕上げるための6つのポイントをご紹介します。
目次
Toggleジャパンディインテリアとは?
ジャパンディは、北欧のシンプルで心地よいインテリアをベースに、侘び寂びや、自然の風情を味わう、日本ならではの美意識を重ねたスタイルです。遠く離れた日本と北欧ですが、自然とのつながりを大切にし、華美な装飾よりも心地よい暮らしを求める点には、どこか通じるものがあります。
北欧らしいあたたかさに、和の落ち着きや凛とした空気が加わることで、シンプルでありながら上質さを感じる空間に仕上がる。それがジャパンディの魅力です。
ジャパンディインテリアをつくる6つのポイント
1.ニュートラルカラーをベースにする
ジャパンディの空間では、白やアイボリー、ベージュ、グレージュなど、穏やかなニュートラルカラーがよく使われます。
壁やカーテン、ラグなど面積の大きな部分は落ち着いた色でまとめ、木の風合いを感じる家具を合わせると、自然で統一感のある空間になります。
アクセントには、黒やチャコールグレー、藍色など深みのある色を少しだけ。淡い色でまとめた空間が、ほどよく引き締まります。色数を増やすより、濃淡や素材の違いを重ねるほうが、ジャパンディらしいまとまりに近づきます。
2.自然を感じる素材を取り入れる
木や和紙、陶器、石、リネンなど、自然の風合いを生かした素材は、ジャパンディと好相性です。たとえば、木目を生かしたテーブルに陶器の花器を合わせたり、ソファにリネンのクッションを添えたり。異なる素材を少しずつ組み合わせることで、シンプルな空間にもほどよい変化が生まれます。
木目や織り、和紙のような風合いなど、素材そのものだけでなく「質感」に目を向けることも、ジャパンディらしい空間づくりにつながります。

3.シンプルで低めの家具を選ぶ
装飾を抑えた、すっきりとしたデザインの家具を選ぶと、空間全体が軽やかにまとまります。特にソファやテーブル、収納家具を低めにすると視線が抜け、部屋全体にゆとりが生まれます。背の高い家具を増やしすぎないことで圧迫感も抑えられます。
4.飾りすぎず、余白を残す
ジャパンディらしい空間づくりでは、ものを飾りすぎないことも大切です。インテリア小物やアートは数を絞り、あえて「何も置かない場所」をつくることで、空間に余白が生まれます。一つひとつの家具や小物が引き立ち、すっきりと落ち着いた印象に仕上がります。
5.やわらかな「灯り」で心地よさをつくる
北欧では、冬の日照時間が短いことから、室内で心地よく過ごすための「灯り」が大切にされてきました。空間全体を均一に明るくするのではなく、ペンダントライトやフロアライト、テーブルランプなど、複数の照明を組み合わせるのも特徴のひとつです。
和紙など、光をやわらかく通す素材の照明も、ジャパンディの空間によくなじみます。
6.「和」のエッセンスを取り入れる
ここまでのポイントだけでも、シンプルで心地よい空間はつくれます。けれど、それだけでは北欧インテリアに寄りすぎてしまうことも。ジャパンディらしさを出すには、そこに日本を感じる要素を加えるのがポイントです。
洋室の一角に置き畳を敷いたり、格子を取り入れた家具や建具を選んだり、和を感じるアートや工芸品を飾ったり。北欧インテリアをベースに、こうした和の要素をほどよく加えることで、ジャパンディらしいバランスに仕上がります。
窓辺から取り入れるジャパンディ
和を感じる要素を加えられる場所は、家具や小物だけではありません。実は窓辺も、その代表的な場所のひとつです。カーテンやブラインド、シェードは、色はもちろん、素材感やデザインによっても空間の印象を大きく左右します。ここからは、ジャパンディの空間になじみやすい窓まわりのアイテムをご紹介します。
すだれで自然な風合いをプラス
日本で古くから使われてきたすだれは、和の趣を気軽に取り入れられるアイテムです。細い素材を規則正しく並べたデザインは、ほどよく抜け感があり、見た目にも軽やか。木製家具やリネンなど自然の風合いを感じる素材とも合わせやすく、洋室にさりげなく和の空気を添えてくれます。畳や障子のある和室にも自然になじむため、和洋どちらの部屋でも使いやすいのも魅力です。


伝統文様を窓辺のアクセントに
和の要素をもう少し印象的に取り入れたいなら、日本の伝統文様を窓辺のアクセントにするのもおすすめです。家具や壁をシンプルにまとめた空間だからこそ、繊細な文様が引き立ち、日本らしい意匠をさりげなく楽しめます。窓辺に表情をつけたい方、部屋の主役をひとつ作りたい方に向いているアイテムです。


視線を遮りながら、やわらかな光を取り込む
ツインハニカムシェードなら、下部のスクリーンで外からの視線を遮りながら、上部のシアー生地から自然光を取り込むことができます。シアー生地を通して広がるやわらかな光と、規則的に並ぶプリーツがつくる繊細な陰影は、どこか和紙を通した光を思わせる佇まい。プライバシーを守りながら、日々の光の変化も楽しみたい方によくなじむアイテムです。


まとめ
遠く離れた日本と北欧。それぞれ異なる文化を持ちながら、自然を感じる素材やシンプルな美しさ、心地よく暮らすことを大切にする点には、どこか通じるものがあります。
家具や小物だけでなく、色や灯り、窓辺まで。日本と北欧、それぞれのよさを自分らしく組み合わせながら、心地よい空間づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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